生活保護審査の無駄なコスト

ひかり
最近、生活保護の審査について調べてるんだけど、これって税金の無駄遣いじゃないかな?

ゆうと
無駄遣い?

ひかり
役所の人が受給者の生活実態を調べるために家まで訪問することもあるって聞いて、「そこに人件費かけるの?」って思ってしまって。
むろうくん

確かに、生活保護の審査は非常に手間のかかる作業ですね。申請者の収入状況を確認するために、多くの人的・時間的コストがかかっています。

ゆうと
でも、不正受給を防ぐためには必要なことなんじゃないの? 税金を無駄に使われないようにするための審査なんだから。
むろうくん

その通りです。しかし、この審査自体が実は大きな税金の無駄遣いになっている可能性があります。

ゆうと
え?どういうこと?
むろうくん

生活保護の審査には、以下のようなコストがかかっています:
- 審査員の人件費
- 調査にかかる時間
- 書類作成・管理のコスト
- 申請者への面接・ヒアリングの時間
🧪生活保護審査のコスト
審査員の人件費:生活保護担当職員1人あたり年間約500万円(地方公務員給与基準)
- 調査・面接の時間:申請者1人あたり平均3-5時間の面接・調査時間
- 書類管理のコスト:システム運用費・書類保管費
審査の必要性への疑問

ゆうと
でも、不正受給を防げるなら、そのコストは必要なんじゃないの?
むろうくん

hikariさんはおそらく「不正受給」という概念があること自体に疑問があるんですよね。

ひかり
そうなんです。

ゆうと
どういうこと? 生活保護が必要な人には支援を届けたいし、でも税金の無駄遣いも避けたい。

ひかり
その「生活保護が必要な人」とそうじゃない人を区別するのは、不可能だと思うんだよね。
むろうくん

そこで提案したいのが、ベーシックインカムの導入です。 ベーシックインカムなら、審査が不要になり、コストを大幅に削減できます。

ゆうと
ベーシックインカム?でも、それって莫大なコストがかかるんじゃないの?
むろうくん

確かに、ベーシックインカムの導入には大きなコストがかかります。 しかし、現在の生活保護の審査コストを考えると、実は効率的な選択肢かもしれません。
🧪ベーシックインカムのメリット
- 審査コストの削減:審査員の人件費が不要
- 行政の簡素化:複雑な手続きが不要
- 受給者の尊厳:審査による屈辱感がない
- 漏給の防止:申請し忘れる人がいない
- 不正受給の根絶:審査が不要なため不正が発生しない
- 申請ハードルの解消:複雑な手続きで受給できない人を救済
ベーシックインカムは、現在の生活保護制度の問題を根本的に解決する可能性があります。
ベーシックインカムによる解決策

ひかり
なるほど!審査で「収入が最低生活費を満たさないかどうか」を確認するという不毛な作業を止めて、 その分の税金をベーシックインカムに回すってことね。
むろうくん

まさにそうです。現在の生活保護の審査は、実は税金の無駄遣いになっている可能性があります。 ベーシックインカムの導入により、この無駄なコストを削減し、より効率的な社会保障制度を実現できるでしょう。

ひかり
それに、申請のハードルが高いから、本当に保護が必要な人でも受給できていない人もいるって聞いたことがある。 複雑な手続きや書類の提出で、諦めてしまう人も多いらしい。
むろうくん

その通りです。生活保護の申請手続きは非常に複雑で、多くの書類が必要になります。 そのため、本当に支援が必要な人でも、手続きの煩雑さから申請を諦めてしまうケースが少なくありません。

ゆうと
でも、ベーシックインカムの財源はどうするの? 増税が必要になるんじゃないの?
むろうくん

実は、生活保護や年金制度をベーシックインカムに一元化すれば、 増税なしでも実現できる可能性があります。

ゆうと
え?増税なしでベーシックインカムが実現できるの?
むろうくん

はい。現在の社会保障制度には莫大な無駄なコストがかかっているからです。 ベーシックインカムへの一元化により、コストを大幅に削減すれば実現できます。

ひかり
どんなコストが削減できるのだろう。
むろうくん

ベーシックインカムへの一元化により、以下のコストを大幅に削減できます:
- 生活保護の審査・調査コスト
- 年金制度の受給資格確認・管理コスト
- 医療保険の所得確認・徴収コスト
- 各制度の連携・調整コスト
- 複雑な手続きによる行政コスト

ひかり
つまり、これらの無駄なコストを削減して、 その分をベーシックインカムの財源に充てるってことね。
むろうくん

まさにそうです。さらに、現在の生活保護や年金の給付額を ベーシックインカムに統合することで、新たに必要になる金額は限定的になります。

ゆうと
でも、ベーシックインカムの総額は莫大になるんじゃないの?
むろうくん

確かに、ベーシックインカムの総額は大きくなります。 しかし、既存の社会保障制度の給付額と管理コストを考慮すると、 増税なしでも実現可能な可能性があります。

ひかり
生活保護や年金制度をベーシックインカムに一元化すれば、 審査という「税金の無駄遣い」を根本的に解決できるし、 増税なしでも実現できるってことね。
むろうくん

はい。現在の複雑な社会保障制度が生み出している無駄なコストを、 ベーシックインカムへの一元化で解決し、 その削減分を財源に充てることで、増税なしでもベーシックインカムを実現できる可能性があります。

ひかり
審査で「収入が最低生活費を満たさないかどうか」を確認するという不毛な作業を止めて、 その分の税金をベーシックインカムに回す。 これって、とても合理的な考え方だよね。
むろうくん

はい。生活保護の審査という「税金の無駄遣い」を止めるためにも、 ベーシックインカムの導入を真剣に検討すべき時が来ているのではないでしょうか。